ライブレポート64(by 渥美朋久)



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2005.4.12. 国立地球屋

Open…19:00〜、Start…19:30〜、Dixie Porkは3バンド目、20:30〜、Charge…


当日の出演バンド順

1、Nigayomogi
ステージからはみ出しています
2、中原宙
レゲエ系のバンドで、文句なく楽しかった
3、Dixie Pork
中原宙さんのあとで緊張していた



曲目

1、ダメ人間の詩
2、Strawbbery An A
3、ダイナマイトウ
4、Monday Tombstone
5、旅の途中
6、いつもここから


 最近では世間をにぎわす事件もやたらと物騒なものが多くなっていて、僕なんかもよほどのことが 起きてもあまり反応しなくなっている。そういえばもっと幼いころは、幼いなりにもなにかテレビで事件が報道されたらそれに対して思い を巡らせていたものだ。いまはそれがない。テレビの報道よりも、自分の小さな幸せを守って生きている。だって、世間を心配して自分の 小さな幸せさえも守れなかったらなんにもなんないでしょ?とにかく自分の幸せは誰も守ってくれない。自分で守らなきゃならんのです よ。。ほんと。。(泣)

渥美と清水…休戦中

 四月十二日快晴。この日もディキシーポークはいつもどおり仕度を済ませライブに向かう。ただひとついつもと違う のは、バンドワゴンが僕の愛する新車バモスくんになったということだった。このバモス君、小生が決死の覚悟で購入したものであり、 そりゃあかわいい愛娘のようなものでした。なので扱いも至極やさしく、新車を購入されたことのある方ならわかると思うのですが、その 思い入れはハンパなくその車に関しては誰も信じられないのです。なので運転を他人に任せるなど、愛娘をプレイボーイとデートさせる ようなもので、いてもたってもいられないのでさせたことはなかったのです。
 そんな風に籠入りで守ってきたバモスくんだったのですが、僕の寝不足から、運転を他人に任せるという緊急事態が生じてしまったの です。しかも運転手は清水さん、今はこの状況を許してしまうなんてことありえませんが、このときばかりは睡魔にかてなかったのです。 ちなみに清水さんの運転というのはなんというか、スピードはゆっくりなのにどうしてこんなに怖いんだろうという運転で、同乗者は常に 原因不明の恐怖におびやかされるのですが、本人はいたってのんきで、なんでみんな怖がってんの?ほよよ?見たいな顔してるもんだから バンド内での運転評価はダントツワースト一位(三年連続)なのであります。しかし先ほどもいったとおり、僕は寝不足、そしてなんだ かんだいっても清水さんは事故したことがなかったもんですから、僕は清水さんに運転を委ねたのでした。
 しかしながら期待とは裏腹にこの日の清水さんの運転はなかなか調子がよく、僕が安心して寝るには至らないまでも、黙って見ていら れる内容でした。今日の清水は違う、いい。と同乗しているみんなは思ったはずです。しかし皆さんもご存知のとおりホラー映画然り、 最大の恐怖の前には必ず平穏があるものなのです。
渥美のヘコミをよそに、ギターを奏でる小口氏   それはそんな当たり前のことを忘れていた僕に神様が教訓として与えた不幸だったのかもしれません。「タバコすっていいかあ?」…。 サインはあったんです。運転に慣れない清水さんがタバコを吸いながら運転をする。これが何を意味するのかX!しかし僕はそのサインを 見逃したのです。寝てなかった僕が悪い。運転を任せた僕が悪い。そんな僕の後悔をせせら笑うがごとく、清水さんのタバコから真っ赤な 火種が僕のバモス君の肌に溶けて入ったのです。ていうかほんとは火種を落としたことを清水さんは気づいてすらいなくて、僕の「いま 火種落ちなかった?」という恐る恐るの問いにも、「いや違うぞ、灰だよ灰」と悪びれず答えるのでした。いやいや、灰も駄目、だから。 そんな思いもおそらく届かないまま、僕はちょー不機嫌でライブハウスに着いたのでした。僕の頭では山口百恵のコスモスがリフレイン していました。。うーむライブどころではない。俺がYOSHIKIだったらぜってえ帰ってるかんな!!などとひとりごとながら、 おそらく僕はその日世界でへこみランキングベスト1000入りぐらいは堅かったでしょう。
 まあなどとメインのライブレポートから大きく外れてしまったんで気を取り直してライブレポートします。

 この日はホント素晴らしいバンドに出会いました。中原宙さんという方なんですが、その方が率いていたレゲエ バンドでした。僕はいままででレゲエに傾倒したことがなかったんですが、宙さんのオーラ、歌声、 そしてバンドの一体感、に身を委ねたら最高に心地よく、久しぶりに音楽で気持ちよくなれたのです。この日僕たちは新曲を含む曲目で 少し緊張していたんですが、その後の中原宙さんをみて、よく見せようと強く思いすぎて、僕たちはお客さんの心地よさの大切さを 見失ってたんじゃないかと感じました。自分たちよりも、自分たちを見てくれているお客さんの気持ちが一番じゃないのかと感じさせられ ました。なぜなら僕たちを含む地球屋にいる人達みんながレゲエのビートに身を任せすごく気持ちよさそうな顔していたんですから。

 まあ今回メインが僕の話になってしまいましたがいいたいことはひとつ、自分だけじゃなくてみんなで気持ちよく なろうね、清水さん。ていう感じです。



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