ライブレポート54(by 竹内大輔)



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2004.11.18. 新橋何やってるBar

Open…19:00〜、Start…20:30〜、Charge…1000円


ワンマンライブ

Dixie Pork
今日の Dixie Pork は、
久々に“この人”がいたで



曲目

 
 1st.Stage  2nd.Stage
1、Mountain Pa Pa 1、デキシーブーガル
2、Jagtime Ragband 2、おらが春
3、Dixie Train 3、ダメ人間の詩
4、Hey Hey Hey 4、ドライブヘ行こう
5、田園少年 5、あくびの出る歌
6、愛の証 6、夕立
7、Dixie Chile 7、パライゾ


 どんな時でも、初めてのハコ(ライブハウス)というのは緊張する。ここ、新橋『何やってるBar』も例外では なかった。緊張といっても、演奏面から湧き上がる緊張ではない。ハコを営業している人にとって、我々は“初めて”の人。ただ単に 初対面…だけならいいが、できればまた演奏をさせてほしいという場所であるのだから、良い印象を与えなくてはならない。それは 緊張など吹き飛んだ もちろん演奏面だけではなく、ハコの中での我々の行動、態度なども含まれているだろう。さながら集団面接である。
 少し誇張しすぎたかもしれないが、とにかく慣れているハコとは違う緊張感が今日はあったように思う。

 今回のステージはワンマンで(ここは常にワンマンでやらせてくれる場所である)、2ステージ。1st.はアコギの セット、2nd.はエレキのステージとし、変化のある流れとした。ところで、ここに置いてあるキーボード(エレキピアノ)は、とても 立派なもので、グランドピアノのような形をしているのだが、いわゆる古い感じのエレピの音が出て、私好みのキーボードだ。これを 全面的に使うのもいいような気がした。さて、とりあえずお店の店長、その他店員さんに挨拶をすませ(しかし皆若い!)、PAさんにも 挨拶をする。そう、面接?はもう既に始まっているのである。

 リハも無事終え、本番へ…。しかしお客さんがなかなか来ない。あ、そうそう、リハ中に元メンバーである秋山氏が 来たんだったか…。彼は今日はもちろんお客として来て、「今日はめちゃめちゃ飲みに来たで」と、意気揚々だ。…と、まあそれは置い といて、今は他のお客だ。仕方なく、本当は20:00スタートなのだが、20:30スタートにしていただいた。少し先行きが不安である。
 しかし、その30分ものうちに、我々が呼んだお客さんは来てくれ、とりあえず7、8人はいる状態になった。さあ始めようか。

 まずはお馴染みの Mountain Pa Pa。だが、今回はアコギバージョンだ。いつもと違った雰囲気にし、少し構成や アレンジも異なるので、良いインパクトになったと思う。ところで、今回のライブのテーマは、一真曰く『歌とトークの夕べ』…らしい。 曲の合間に挟むMCに特に力を入れてて、前日までに色々考えてきたそうだ。何とも頼もしい!確かに、ちゃんとしたネタ?(話し)を 入れることによってお客さんの力を解させて、我々を見やすい状態にするという意味では、すごく効果的なのかもしれない。実際見ていた 人は皆、一真の話しに笑ってたし。しかし、私は1st.ステージの最後の方になって気付いた。まだお客さんは我々の知り合い(もしくは、 知り合いが連れてきた人)しか来ていないのだ。つまり、こっち的にも話しやすい状況ではあるということだ。その時、最後の曲である Dixie Chile をやっている時に、見ず知らずのお客さん(つまり、新規のお客さん)が入ってきた。とりあえず1st.はこの曲で終わって しまうので、MCは望むべくもないが、2nd.はこのお客さんも相手に『トーク』をしなければならないのだ。一体どうなるのだろう。

後片付け

 案の定、一真は極度の緊張状態になっているような気がした。1st.から2nd.の休憩時間に、トイレに何度も行って いる…。彼は、緊張するとトイレが近いというのは昔から変わっていない。
 緊張したって時間は過ぎていく、どうなるかわからない2nd.ステージは始まった。まずはデキシーブーガル。この曲を選んだのはホント 正解だったと思う。皆、濃慣れている曲なので、少しは緊張が解けていたのではないだろうか。曲が終わって、早速一真が、「今回は実は “歌とトークの夕べ”というテーマでやっていきまして…」と、話す。とりあえず話しというよりは、お客さんに自己紹介&挨拶、と いった感じのMCであろうか。この次の曲はおらが春なので、一真は歌わない。この間に、色々頭の中を整理したりそうるのだろうか。 さて、2曲目が終わって、3曲目に行く前にMCを挟むのだが、ギターのチューニングがずれていて、一真はそれに取り掛った。つまり、 とりあえず場を繋いでくれということなのだが、ここで事件が起きた。最初に渥美が喋ってて、ここまでは良かったのだが、お馴染みの 核弾頭こと清水が、ダメ人間の詩を歌う前に、「この曲を、新橋のサラリーマンに捧げます」と言ってしまったのだ。一体どういう心持ち で言ったのだろう。どう考えても皮肉な言い草なような気がしてならない。おかげで、その先ほど来たお客さんに、「自分に捧げればいい だろう!」と言われる始末。その後清水さんも気付いたのか、「ええ、これははもちろんダメ人間である僕を歌った曲で…ええ、そうです よね、ホントそう思います…」と。まあ結構びびってたんだろうなこれは。
 しかしこれを機に?一真のトークの冴え渡ること!自分の母親に「いいわね、かっくん(一真はこう呼ばれている)は毎日がエブリデイ で」と言われた話や、中学の頃“核爆弾”と呼ばれている先生がいて、それは授業中に講義している間に先生の口に唾が溜まって溜まり 溜まって、それがまとまって飛んでくるから…という話しなどで笑いをとっていた。

 …てな感じで、今回はなかなか良かったんではないかな。先ほどのお客さんにも「ダメ人間、良かったよ」と言われたし、ここのお店の 人にも「次またよろしくお願いします!」と言っていただいたし…。やはり“次”に繋げるというのが非常に大事なこの世界。さらに 新しい場所へと繋げればならない。まだまだ我々の緊張は続きそうだ。


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