1、Mark Travis Group | 2、Dixie Pork |
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雨、雨、雨。まったく最近雨ばっかりだ。今年もこうやって秋になってゆくんだなあなんて
思っていたらとんでもない。雨は降り続けもう既に秋を通り越して冬の気配だ。秋はどこに行っちゃったんだろう。秋といえば秋山も
どこへ行っちゃったんだろう。今年は台風の当たり年らしくこうして今ライブレポートを書いているときにも新たな台風23号が接近して
きている。猛暑の次に台風責めとはまったくいったいどうかしてるよ。
さて今回の地球屋のライブは、そんな夏の終わりを告げる様な降りっぱなしの雨から始まった。地球屋という
のは、国立にあるライブハウス兼飲み屋でその筋では有名な『チナ・キャッツ』というバンドのメンバーさんが経営しているお店だ。
ミュージシャン心理を知り尽くしているからこそ出来る暖かい気配りや心遣いはこれまでもあちこちといろんなところで耳にしてきた。
そんなお店に今回は初出演ということなのだが実は僕らはこのお店のことは国立にオープンしたその時から知っていた。それはむか〜し
むかしのそのまた昔、といってもほんの一年前のことだと思うが、例の入間のウッドストックの精神を今も継承するイベント、ぐるぐる
祭りに出演させて頂いた時の事。件の『チナ・キャッツ』が対バンで出ていたのだが、その時に今度国立でお店を始めるということで
出演バンド募集のチラシをお店の奥さんが配っていたのだ。地球屋は国立に移る前は別の町で既にその名を轟かせていたらしく(どこの
町か忘れちゃったな)、それが今度お店を移転し規模も大きくして再スタートするという話だった。その後も石井明夫さんやこの日の
対バン『Mark Travis Group』を通じて地球屋はいいぞ、素晴らしいお店だぞという噂を聞いていた。それがついに念願かなって、
Dixie Pork の足長おじさんのような存在?カメラマンの桜井さんの紹介によって出演出来るようになったのだ。
そんな長〜い歴史といわくを持つ我々の地球屋初出演だったのだが、この日は冒頭の何だが気持ちがゲンナリさせられる機材の搬出入
を著しく困難にさせられる雨だけでなく、もう一つのアクシデントに我々は襲われた。コグチが風邪をひきやがったのだ。コグチは常に
何だってこんな時にという大事なところで体調を崩す恐ろしい男だ。ライブ当日など我々がその日に向け体調を整えテンションを高めて
いるときに限って、恐ろしいほどの確率で原因不明のハライタや頭痛や夜泣き、おねしょ、冷え性、花粉症などに襲われるのだ。我々は
当日になって急遽その日予定していたセットリストの変更を余儀なくされた。
ちなみに余談だがこの日はコグチの発案により(命令?)、メンバーの一人ひとりが毎回のライブごとに持ち回りでその日の曲順を
決めるという試みを行っていた。その一人目の担当として今回は僕が綿密に練り上げられた構成を考えていたのだが、その言いだしっぺ
の当の本人により僕の頭の中にあった素晴らしく美しいディキシーポーク・ショーは儚く消えてしまった。恐ろしい男だ。絶対ワザと
やっているに違いない。とはいえ結果として僕とアツミの歌う曲が増え、全体としてゆったりとしたテンポの曲が多い構成となったの
だが、それがいい方向に働いたかもしれない。この日は『ホット・クマ』の森下さんとジゾウさんが近所ということもあり遊びに来て
くれたのだが、森下さんからは「今日は良かったよ。」というなんだか褒め言葉なんだか皮肉なんだかよく分からない、考えてみると
ちょっと恐ろしいお言葉を頂戴した。コグチのやつはそこまで考えてあえて風邪をひいたんだろうか。ってそんな筈はないか。
地球屋のママさんの話によるとこの日は雨のせいで客の入りは悪い、普段は常連のお客さんだけでももっと入る とのことだったが、そこそこは入っていたし、僕らとしては気持ちよくライブをすることが出来た。対バンのマクトラも相変わらず ゆる〜い気持ちのいい脱力系グルーヴを奏でていたし、お店のママさんもロックンロールで美しかった。アツミの実兄も見れたし なかなか悪くない一日だったんじゃないかな。
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