ライブレポート30(by 竹内大輔)



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2003.11.22. 下北沢ガレージ open…18:00〜、start…18:30〜、Dixie Porkは最後(5バンド目)、21:10〜、Charge…前売り1800円、当日2000円

曲目

1、ガッチャ
2、One Night Swing & Jive
3、Dixie Train
4、ドアドア
5、スーパーマン
6、Mountain Pa Pa
7、田園少年(アンコール)

 今回は、7月10日に行ったガレージでのイベント「音楽と夜」のシリーズというか…とにかくまた参加させて いただけることになった。しかもまたトリである。先月ガレージでやった時は一番最初。どうもガレージの出番は極端が多い。 そして対バンの中に、ズクナシや Jack Cay といった、我々にとってお馴染みのメンバーも…。私は人見知りな性格なために、 こういった知り合いの多い中でのライブというのはとてもリラックスできて、精神的にも落ち着ける。そんな和気あいあいとした雰囲気 の中、「音楽と夜」のイベントは始まった。良いイベントになりそうだ。

 最初のバンドは「ユニットバスベイベー」というバンドだ。ボーカルの人が若そうに見えたが、確かにその奏でる 音も若さあふれるフレッシュな感じ。とても聴きやすく、全体的に洗練されている音楽だなと思った。我々には到底表現できそうにない さわやかさだなと思った(それもそれですごい事ではあるけど)。
 2バンド目は我々にはお馴染み「The Jack Cay」。曲調が我々 Dixie Pork に近く、いわゆるアメリカンロックの日本語版みたいな 感じであるが、曲のアレンジ面でもピアノが重要な位置を占めているということも我々に近い(だから知り合ってもらえたのかも しれないが…)。何回か見たり聴いたりしているので、既に知っている曲とかも出てくるが、それがまたいい。ただ今回はサイド ギター抜き、つまり今まで5人だったところを4人でやっていたわけで、演奏面で苦労してる一面がうかがえてしまった。次回は さらなるアツい演奏を期待しています。
 3バンド目は「奇跡の3人」というバンド。バンド名からして不思議さ漂う感じであるが、実際ライブも不思議的空間をつくりだして いた。しかしなぜかひきこまれていく自分。なんというか、とても個性的かつ独創的(同じか?)で、今までにない雰囲気を見れたのが 良かった。曲順で言えば最初の方に、その不思議な感じの曲は集中してたが、これは後半自分が不思議な感覚に慣れてしまったのか、 あえてそういうライブ構成にしたのか…。真相は不明だが、私としては全編不思議さ満開でいって欲しかったなと思った。やはり そういうのは極限まで見せてこそ、というのが私にはあるからだ。難しいところではあるのだが、「奇跡」と呼ぶに相応しいライブ ではあったのではないかと思います。なぜかメンバーに男らしさを感じたし…。今後もチェックしなくてはと思う。
 さて、4バンド目はまたまたお馴染み「ズクナシ」なのであるが、その次の出番が我々なので、ライブを直には見てない。ただ ガレージには楽屋にテレビモニターがあって、そこにステージの様子が映し出され、ライブを見れることは見れる。しかし、ズクナシは ライブを直に見てこそ面白いバンドだと私は思っているので、やはりそれがかなわなくて残念だった。一緒にやるのはもう3回目 にもなるのだが、ホントいつもそう思う。とにかく見せ方がうまいのだ。お客さんも一緒になって楽しめ、満足させられる。 簡単なようで、これがライブではいちばん難しく、そしていちばん大事なことなのではないかと思う。それが常にきちんとできて いるのだから、バンドとして尊敬できる存在であると…。勉強させていただきました。

 さて、さんざん偉そうな事を口走ってきたが、いよいよ我々の出番である。今回の選曲は、前回の Junk Box で やった時とほぼ同じものである。短い練習期間で出来を良くするための最終手段だ。ただ、まったく同じ曲順では能が無いため、 2曲目に前回やらなかった One Night Swing & Jive を組みこみ、Dixie Train やドアドアを異なった存在価値とした。さて、ここに 書こうか迷ったが、やっぱり書かざるをえない。今回のライブのハイライトはずばり「清水、一真のMC中、ジンジャエールこぼす」 である。なぜ喉を潤すためにステージに持っていく飲み物が炭酸系なのか、なぜしばらく置いといたのに「プシュー」といってしまう のか…。たまにあの人には「神」が舞い降りてくる事がある。良くも悪くも。まあお客さんは盛りあがってくれたから良しとするか…。 久々のアンコールは田園少年。「音楽と夜」の最後を飾るのに相応しかったのではないかと思う。お疲れ様でした。

 ガレージでのライブは結構やっているが、その中でいちばん良い出来だったのではないかと、個人的には思って いる。ただ、必ずしも演奏面ではそこまで満足していない。私はその日に録音したMDはまだ聴いていないが、おそらく荒が目立って いるのではないかと思う。だが私はそれで良いと思う。別にまるで反省しないというわけではないが、このバンドはお客さんを 楽しませる事に念頭を置いているのだから、ライブパフォーマンス的にオッケーということだ。コーラスが外れてたり、キメが微妙に ずれていたり…、そんな細かい事は後回し!的な考えでやっていってほしいと、私自身が思っているのだ。そういうことに気をとらわれ 過ぎて、他の盛り上げ部分がおろそかになってしまうような事があれば、そっちの方が大問題だ。練習するなと言っているわけでは ない。しかし、演奏は確かに上手いがどうも面白くない、というバンドが多いのもまた事実なのである。音楽はエンターテーメントで ある。それをやる側である以上、忘れてはいけない何かというのがあるはずなのだ。私が Dixie Pork に求めているのはそんな感じの ところである。複雑な話しになってきたが、この心持ちをわかっていただければ幸いである。

 久々に熱いライブレポートでした。


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